安寧はせよ!
ぼんごれだったり、しゃちくまだったりしますが基本的にはぼんごれのぼんごれです。
最近涼しくなってきていい感じです。
読書の秋の始まりと、僕も本を買って図書館なりで読書を楽しんでいます。
さて、みなさんはイズ様(twitter=ez_flash)の新作、『奇石の村で花束を』をご覧になりましたか?
怒りや恨みと、それによる呪い…そんな人の負の感情を取り扱った、最新作です。
映像イベント「FRENZ 2016」でも公開されたという作品。どうやら華々しい上映がなされたようです。
そんな作品の日韓翻訳を承りました!!
イズ様の優しく温かくもどこかキレの良いナイフのように鋭い視点を感じるセリフ回しを可能な限り生かすことができるよう、精いっぱい頑張りました。
一番気を付けたのは語尾だったりします。
韓国語は日本語と同じように、語尾を変化させることで微妙なニュアンスを表現できる言語です。
例えば有名な「カムサハムニダ」
これはハムニダ体という、現用されている言葉の中では最上級に丁寧な敬語です。
軍隊、デパート、車内放送などでよく使われます。
しかしこんな硬い表現を普段は使いません。
普段使いとしてはヘヨで終わるヘヨ体(この場合はカムサヘヨ)、ヘラ体(カムサへ)などで、これを敬語の対象を意識しつつ使っていきます。(ちなみにヘラ体は韓国語に自信がない間は使わないほうが無難です。韓国語の敬語世界はとても難しいので…)
このニュアンスをくみ取りつつも韓国語に直していく作業は簡単なようで意外と難しいものでした。
また細かい言葉遣いにも気を配ってみました。
恥ずかしながら知らない言葉の差異をも学ぶことができ、とても楽しかったです。
イズ様よりご依頼をいただいてからというもの、学校のお昼休みの時間をも忘れて作業してしまうほど面白く、あっという間にできました。
またイズ様の作品の奥深い魅力を改めて実感することができました。
(イズ様の作品の丸みがありながらエッジの利いたセリフや展開を真似てみようとしたことはありますが、やはり勝てません…。それに映像美も素晴らしく、感動しました)
なおこの翻訳にはLeonardさん(twitter=@LeonardJSHan)の協力を得ることができました。
より自然な韓国語にできたと思います。カムサヘヨ!
そんなイズ様の作品は現在公開中です。
韓国語字幕は字幕を韓国語に設定していただくとご覧になれます。
ぜひご覧ください。
そして韓国にお友達のいらっしゃる方がいらっしゃいましたら是非ご紹介ください。